沖縄旅行記

SYUMIDASU!! ver. R

2日目 AM


《朝の散歩》
5:30AM。
いつもより少し早めに目が覚めてしまいました。外はまだ薄暗かったのですが、せっかくなので大原港まで散歩がてら、日の出を見に行くことにしました。

歩いても10分ほどしかかからない距離なので、6:00前には港に到着しました。かなり明るくなって来ましたが、まだ日の出前の時刻です。

※ちなみに、この時期の西表島の日の出時刻は6:25頃、富山は5:20頃なので、一時間も違います。

西の空には、丸いお月さまがまだ残っています。ちょうど満月だったようですね。

写真の船は水中観光船「じゅごん」。大原港から乗船できますが、今回は利用しませんでした。
船着場の先端で腰掛け、徐々に赤く染まってくる東の空を眺めながら、日の出を待ちます。
待つ事30分、徐々に朝日が昇ってきました。

富山では朝日は山の後ろ(3,000m級の立山連峰側)から昇るので、海から昇る風景はかなり新鮮に感じます。
大原港にあった案内看板。
看板の屋根にもシーサーが載っています。
本日(2日目)は、えぃちが計画した「西表島ツアー」に出かける予定。丸一日、分刻みのスケジュールを立てています(冗談ではなく本当にスケジュール表を作りました)。この看板で、位置関係を今一度確認。基本的に一本道なので迷う心配はありませんが、時間の感覚が今一つかめません。タヒチでの苦い経験もあるので・・・。

※左の写真をクリックして頂けると、大きな画像で見る事ができます。

それでは、そろそろ民宿に帰って朝食をとり、出発準備に取り掛かることにしましょう。
民宿までの帰り道にみかけた、ちょっと変わったものを撮影しました。

《その1》
坂の途中にあった建物。一見普通の家に見えますが・・・。
入り口のガラスには、「コーヒーショップ」と「氷」の赤い文字が貼られています。喫茶店なのかな?

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《その2》
道路沿いにあった民宿。屋根の上にある丸いものは・・・。
漁具(ブイ)で作ったアニメキャラクターです。アンパンマン系が大勢を占める中、一人「ドラえもん」ががんばっています。

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《その3》
庭先に飾ってあった大きな「蟻さん」のオブジェ。逃げないように・・・ではなく、いたずらされないようにネットが貼ってありました。
《その4》
道路脇の高台に神社があったので、お参りしてきました。やはりこちらも、入り口には「狛犬」ではなく「シーサー」が・・・。
一番奥には、この地域に昔からあったと思われる古い石造りのお社があり、その手前に一般的な日本風のお社も立っており、ちょっと不思議な空間でした。
現地の「しきたり」や「ならわし」がわからないので、失礼にならないよう、あまり奥まで立ち入らない事にしました。・・・と言うことで、敷地内にある建物の撮影も遠慮しましたが、入り口あったシーサーだけは撮影させていただきました。

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《西表島ツアーに出発!》
先程もチョロっと書きましたが、本日(2日目)は「西表島ツアー」の決行日。「せっかく西表島まで行くのだから・・・」と、ガイドブック&ネットをフルに活用して、えぃちが数日を掛けて緻密に(?)練り上げたスケジュールに沿って、島内を巡ります。

※参考にしたHPを紹介。
iriomote.com(イリオモテドットコム)
http://www.iriomote.com/v3/index.html

8:30AM
民宿を出発。まず最初に向かうのは 「星砂の浜」 です。

左手に「古見岳(470m)」を仰ぎながら、西表島の外周を反時計回りに走り、上原港方面へ向かいます。
途中(西表島にいる間の全体を通してですが・・・)ほとんど車とすれ違いません。信号も、渋滞もないので順調に距離を稼いで行きます。

島の北部に回り込み 「船浦港」 に到着する手前に、湾を横断する通称 「海中道路」 と呼ばれる橋を渡ります。ここからは、沖縄県下・最大の落差を誇る 「ピナイサーラの滝」 が展望できます。展望スペースもあるので、車を止めて湾越しに小さく見る滝を撮影。

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  写真中央に白い縦線が 「ピナイサーラの滝」 になります。

残念ながら今回は、遠望するのみで我慢です(近づくのは、結構ハードルが高そうなので・・・)。

あと10分ほどで 「星砂の浜」 へ到着の予定です。

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《星砂の浜》
9:15AM。
最初の目的地である 「星砂の浜」 の駐車場へ到着しました。本道から脇道に逸れるのですが、分かり易い案内看板も出ており、全く迷わずに到着できました。到着時刻もほぼ予定通り。

10:15頃には次へ出発したいので、ここには小一時間程度の滞在になります。

駐車上は岬の上(ペンションの前)にあるため、ビーチまでは少々(ほんの数分ですが・・・)歩かなければいけませんが、きれいな歩道が整備されています。
歩道を彩っているのは、南国リゾートの定番である 「ハイビスカス」 です。
歩を進めて行くと、眼前が パッ と開け、美しい風景が目に飛び込んできます。「星砂の浜」 へ到着です。

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入り江の中央正面(北側)には小島があって・・・
西を見渡すと、こんな感じ。
東を見渡すと、こんな感じ。
砂浜の面積はあまり広くありませんが、海水の透明度は高くて、波も静かです。正面に見える小島までは、歩いてでも渡れそうな感じです。

到着したのが少々早めだったせいもあるとは思いますが、人もまばらで貸切に近い状態。まるでプライベートビーチのようです。

聞くところによると、ここは 「シュノーケリング」 初心者にお勧めのスポットでもあるとの事。そう言われて見れば、半分以上の方が 「シュノーケリング」 装備だったかも?
背後には、レストランやトイレ/シャワー等の設備が整ったペンションがあります。私たちが降りてきた歩道は、もうちょっと左側にあります。

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   なんとなく絵になる風景だと思いませんか?
「星砂の浜」 の由来となった 「星砂」 を捜索中。

「星砂」 は、「有孔虫」 と言う原生生物の一種の死骸が珪化してできたものだとか。最近は 「星砂」 の割合が減ってきているようで 「持ち帰らないで!」 の看板も見かけました。生き物ではありませんが 「乱獲」 があるようです。

・・・が、ビーチの土産物屋で、小粒の物を 「星の砂」、大粒の物は 「太陽の砂」 として販売していました。・・・少々矛盾を感じてしまいましたが・・・。
「星砂」 を使って砂遊び中。

何を作っているかと言うと・・・。
浜で捕獲した「ヤドカリ」の家との事。ただし家主はお気に召さなかったらしく、必死に脱走中ですが・・・(○の部分)。

※左の写真をクリックして頂けると、大きな画像で見る事ができます。

時計を見ると10時ちょっと過ぎ。あっという間の1時間でしたが、そろそろ出発の時刻です。後ろ髪を引かれつつも、次の目的地へ移動開始です。

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《イダの浜(船浮)へ移動》
次に目指すのは「イダの浜」。「内離島(うちぱなりじま)」の更に西側にある、「船浮(ふなうき)」と言う地区にあるビーチです。

※左の写真をクリックして頂けると、大きな画像で見る事ができます。
  口で説明するよりも、地図を見た方が早いので・・・。

この地域へは陸路が通じておらず、白浜港から定期船で渡るしかありません。・・・が、この定期船の本数が案外に少ない。8:00〜18:00頃までの運行で、1日5往復。一便乗り遅れると、約2時間単位で待ち時間が発生します。

普通の方は、余裕を持って半日程度滞在されるよう。・・・が、えぃち達(特にRさん)は他にも行きたい所があるので、今回は目的を「イダの浜」での海水浴一本に絞り、1時間45分の短期滞在で計画しています。

《参考》船浮観光案内
http://www.geocities.jp/nishi8n/funauki.html
※船浮観光の色々な情報が載ってます。
・・・と言うことで、まずは車で「白浜港」へ移動。次に定期船に乗り「船浮港」へ向かいます。

-民宿のおじさん情報-
この辺りの海は水深が深く、大きな旅客船が立ち寄る事もあるとか。戦時中は海軍の軍港があったそうです。

「内離島(うちぱなりじま)」を右手に見ながら、乗船すること約10分で、「船浮港」へ到着。「イダの浜」は西面にあるので、後は15分程度 山道を歩く事になります。
案内看板に沿って歩くと、5分も経たない内に集落を抜けてしまいます。山道に入る手前の畑(?)にこんな看板が・・・。

確かにどのガイドブックを見ても、『「イダの浜」には売店もトイレもありません。要注意!』って感じのコメントが書いてあります。ここは、帰りには山道を抜けた直後の位置になるので、港まで辿りつけなった人が・・・??

笑い話のネタとして撮影してきましたが、本当に過去に実害があったのかもしれませんね。
山道を周囲の森も、密度が高いと言うか何というか、「亜熱帯」 特有の雰囲気があります。生えている植物も普段見慣れない物が多く、多くの昆虫やトカゲも見かけます。全体的に「えぃち」が普段見慣れているサイズより、一回り大きい気がするのですが、これは錯覚なのでしょうか・・・?

※途中で見かけた大きな蝉(7cm位の大きさ)。多分、「ヤエヤマクマゼミ(日本最大の蝉)」 だと思います。
浜に出る直前ですが、事前に聞いていた(調べていた)状況とは異なているようです。シーズン中だけの仮設だと思いますが、林の中に売店があります。シュノーケリングのセット等も貸し出ししています。カヌーやゴムボートなんかも置いてあったりします。有料のシャワーもあります(トイレも多分あるはずです)。当然、ビーチ側からは直接見えない、林の中に設置されてはいましたが・・・。

Rさんも 「前回(十数年前に)来たときは無かった」 と言っていました。人があまり訪れない、静かな場所だったそうです。定期船の船上でも 「Rさん」 は 「前回来たときより、観光客が多くなったような気がする」 と言っていましたが、これだけ多くのガイドブックやTV番組等でも取り上げられてしまうと、当然のような気がします。

ちょっとびっくりしましたが、ようやく「イダの浜」に到着です。
残念だったのは、浜の入り口あったこの看板。

泳いでいると、結構 流されているので、ちょうど良い目印にはなるのですが、ガイドブック等で見聞きした浜の雰囲気を壊してしまっているような気がしました。

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《イダの浜》
途中の状況はちょっと変わってしまいましたが、「イダの浜」 の美しさは健在!

※左の写真をクリックして頂けると、大きな画像で見る事ができます。
北を見渡すと、こんな感じ。「外離島(そとぱなりじま)」「内離島(うちぱなりじま)」を見渡す事ができます。

※左の写真をクリックして頂けると、大きな画像で見る事ができます。

写っているプレジャーボートは、先程 「外離島(そとぱなりじま)」 方面からやって来ました。Myボートで 「イダの浜」 へ海水浴。う〜ん、リッチですねぇ〜。
南を見渡すと、こんな感じ。

※左の写真をクリックして頂けると、大きな画像で見る事ができます。

白いきれいな砂浜が広がり、海水の透明度も高。外海に接しているので、もう少し波があるかと思っていましたが、比較的波も静か。最高のロケーションです。

観光客が増えた(?)とは言う物の、広い砂浜に私達以外では4〜5組がいる程度。きれいな海を独占している気分です。
ここでは家族全員で海水浴を楽しむため、「えぃち」もカメラを手放して遊びに行くことに・・・。しばらく撮影は中断です。

-<45分経過>-

時計を見ると12時15分。最初から1時間しか滞在できない事ははわかっていましたが、やっぱりあっという間でした。・・・が、そろそろ出発しないと12時50分の定期船に間に合わなくなります。

「次の便へ変更しようかな?」とも一瞬思いましたが、次の目的地へも行ってみたい。いつの日にか再訪する事を心の中で強く誓って、この場を離れることにしました。

次に向かう目的地は、「浦内川観光遊覧船乗り場」です。取りあえずは、「イダの浜」まで来たルートを引き返し、「白浜港」まで戻りましょう。

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